2014-02-23

ニセコンコールモドキ

コンコールもどき
コンコールモドキさん。シオンリ/シャンリー製「ピストサドル」
普段クロモリレイダック(改・固定シングル)に使っている初代コンコールもどきのサドルです。製造は台湾祥力(Cionlli)社の大陸工場。

先代のハイブリッド号が盗難に遭ってクロモリフレームで組み直す際、手持ちのサドルで間に合わせました。でも、やはり昔から慣れ親しんだセラサンマルコ レーザーサドルのホールド感が無いと落ち着きません。ヒヨコが初めて見た動くものを親だと思うのを刷り込みといいますが、ワタシの場合は尻に刷り込みされてしまってるわけです。

というわけで写真は組み上げ直後、急遽近くのお店にて1000エン少々で手に入れたコンコール風味のサドル。中古品です。フジフェザー純正のものだったらしく、FUJIのロゴ入りでした(細めのサンドペーパーでロゴは削り落としましたが)。「ピストサドル」の名で売られていて、新品でも2000円以下と安価で入手性も良好。

ただ、ビニールレザーはシボ模様だけで表面はツルツル。いずれグリッドエンボスのグリップパターンつきに張り替えたいです。

2014-02-17

サンツアー Radiusレバーを10s化(その3)

10速リングに組み替える手順の写真が不足していました(失礼しました)ので、再度分解します。

取り付けボル トを外したら、インデックスアッセンブリーを束ねているスナップリングを外します。写真では先を細く削った専用のスナップリングプライヤーを使っています が、精密ドライバーでも問題ありません。ただ、スナップリングは取り外す際に勢いよく飛んで行きます。四次元空間に消えてしまわないように、指で押さえな がら外すか、ビニール袋の中で作業すると安全です。


Suntour Radius lever removing the snapling
特製スナップリングプライヤーでCリングを開きます。精密マイナスドライバーでこじってもOK。
再度組み立てる時のためにプラスチックキャップとインデックスセレクター部品の向きを確認しておきます。江戸時代の両替商の分銅のようなボール押さえは、平板な面が上です。ボールに接触する部分はインデックスとライトインデックスの切りかえがスムーズになるように角が落としてあります。

suntour radius rever index parts
プラ製のキャップとセレクタ―を外すと、鋼球押さえが見えます。
ボールを保持しているプレートです。鋼球は万一紛失しても2mmの規格品で代用できます。ダウンチューブシフターはボールが4つ入っていますが、コマンドのこのプレートには2つしか穴があいていません。

suntour down tube shiftlever
トップ位置での鋼球のポジションです。上下の穴(●印が打刻されている穴と、その対角)にあったボールは間引いています。

suntour downtube shift lever 10 speed index modification
10速リングです。表面のほうが穴が大きく、ポンチマークが打ってあります。
片方ですが、トップ位置にボールが見えます。
  

2014-02-10

サンツアー Radiusレバーを10s化(その2)

Suntour Radiusレバーを組付順に並べました。
サンツアーRadiusシフトレバー10速化の続きです。
錆を処理して10sインデックスリングに組み替えて再び組み立てました。組付順と表裏さえ間違えなければ、嵌合するパターンは限られます。

10sリングは穴の大きい方が上面、つまり鋼球が接触する面になります。裏表の識別用にポンチを打っています。

もともと4つあった鋼球は2つに間引きます。鋼球を組み付けるリングがありますが、●印とその対向には配置せず、その両脇だけに2つ鋼球を入れておきます。
2つあるプラキャップの組み付け位置です。組付けはレバーを戻した位置の状態で行っています。

10s化したRadiusレバー

2014-02-09

サンツアー Radiusレバーを10s化(その1)

手前がRadiusレバー。錆びてグリスが切れて粉吹いてます。
外は大雪。ちょっと前に手に入れていたSuntour Radiusシフトレバーを分解してみました。
外見は普通でインデックスの動作も問題なさそう。でも開けてみると完全に油脂切れでスチール部品は錆ついて、きなこにでもまぶしたみたいに粉まみれでした。

写真の白いレバー(Oleのものに似ていますが無銘)も同様の状態から完全復活させて10s化していますので、部品が腐食して切れたり折れたりしていない限り問題ありません。

このRadiusレバー(SL-RA00-BF)は6速、7速対応でそれぞれライトインデックスの切り替えがあります。GPXレバーと同じく鋼球は4個入り。レバー台座は取り付け面がフラットなアルミフレーム用のものです。他のレバーと変わった部分としては、皿ばねとインデックスリングの間のシムリングが2枚入っていました。

とりあえず洗浄してスチール部品は「花咲かG」に浸漬して処理。インデックスリングを10sのものに変更して、鋼球を間引いて2つにして組み付けます。






2014-02-07

SIS10速レバーとSuperbe Pro RDで9Sカセットにシンクロ?

サンツアーのダウンチューブシフター(ダブルレバー)にコマンドシフター用の10sインデックスリングを組み込み、RD-5600とRD-6400リヤメカで10sスプロケットにシンクロさせたクロモリレイダックに乗って楽しんでいましたが、今は修行のために(?)変速系を全部取っ払って固定シングル化しています。

シュパーブプロRDと10s SISシフターで9sカセットにシンクロするというのをエイムックの「自転車レストア&ビンテージカスタム」の記事で知りました。下記のサイクルベース名無しのシュパーブプロのレビューでは、実際にこちらのインデックスリングでSIS10s改造されたシュパーブプロレバーで見事に9sシンクロされていらっしゃいます。スバラシイ…。

サイクルベース名無しから、シュパーブプロレバーのレビュー。
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11588&forum=20

2014-01-03

ハイブリッドレイダックレストア。ラグ削り

レイダックのシートステーキャップの削り込み
シートステーキャップをチューブと一体化。
今日もヤスリを手にハイブリッドレイダックのラグ削り。正月休みを無為に過ごします。

元旦にアルミ鋳造製のシートラグの後ろ側を滑らかにした時に、継ぎ目の野暮ったさが浮き彫りになったシートステイキャップをシートステーチューブと面イチになるように削り込みました。

レイダックとラグ削り。まあなんと似合わない言葉なんでしょうか。

とりあえず今日までにこなしたのは

1. 分解。 ヘッドパーツ以外をフレームから取り外し。

2.  塗装剥離。ケミカルは使わずにペーパーとヤスリとブラシとカップワイヤーをつけたサンダー、ルーターを使用。

3.  ブレーキ穴拡幅。 フロントフォークは裏側をリーマーでギリギリ8mm手前まで拡大しておいて、ボール盤でステップドリルを使って拡大。リアはシートステーブリッジの内側をリーマーで拡大してルーターで微調整してこちらも8mmに拡大しました。

4. フロントフォークのプラサフ吹き(1回目)

防蝕のためにジンクリッチプライマーをフロントフォークに吹いた後に気づきましたが、フレーム側はアルミと鉄のハイブリッドなので犠牲陽極としての亜鉛が機能しないのでは?シール性と密着性に優れたプライマーを探そうと思います。


5. アルミキャストラグの削り込み。今回のシートステーキャップ、シートラグの整形のほか、ヘッドチューブを兼ねたラグの継ぎ目をトップチューブ、ダウンチューブとの段差をなくすように整形。



ここまでやったので、フロントフォークエンドとリアエンドのダボ穴も切除しようかと…。

2014-01-01

クロモリ固定ロード化。ハイブリッド3台目…。

10sに改造したダウンチューブシフターをつけて2ヶ月ほど乗っていたオールクロモリ号は、シングルスピード化を経て固定ギア化しました。10速ダウンチューブシフターは新インデックスリングでシフトフィールも良く確実に変速ができるのでとても気に入っていましたが、予てより興味のあった固定ギアロード化に踏み切りました。なんでも「固定ロード車」にはいろんなご利益があるとネットにいろいろ評判があります。

慣熟のために一旦フリー付きシングルギア化し、その後固定コグで固定ロードに。フレームへの負荷がかかるので固定ロードにできるのはレイダックでもオールクロモリにしておいたほうが良さそうです。

さて、正月休みの取り組みはアルミスチールハイブリッドのレイダックです。ボヨンボヨンしたあの感覚が忘れられず入手した3台目のハイブリッド。ハケ塗りでいい加減に塗られていたのをヤスリと電動工具で塗装剥離の作業に勤しんでいます。

写真はシートピンの部分のアルミラグ。もともと角張っていて唯一気に入らない造形ですが、見てくださいこのクビレ。ヤスリでファイリング整形して流麗な曲面に仕上げています。マスプロ車の宿命的な弱点をカバーする方向でリファインします。






レイダックアルミラグ整形
ヤスリで整形したハイブリッドRADACのアルミラグ