2010-11-10

Suntour Command SIS10s のシフティング操作

引き続きテスター様からです(手タレ出演アリガトウゴザイマス!)。前回の最終型コマンドに変わりまして、レバー部と樹脂製セレクターキャップのみが初期型(台座は後期型)の特別仕様コマンドを取り付けていただきました。レバー部が丸みを帯びて短い後期型は、取り付けた時に3速付近でレバーが「へ」の字になります。ブラケットポジションでの使い勝手が多少犠牲になっている反面、下ハンからのアプローチがしやすくなっています。



常用域(4~7s付近)からのシフトダウン。


旧型コマンドのレバーはアームが高い位置にあり、力が入りやすい角度で付いていて長い為、ローまで落とす時は最終型より断然動かしやすいです。

常用域(4~7s付近)からのシフトアップ

常用領域ではサムシフター的に親指一本で、プッシュ&プルが可能です。

この辺りからのシフトダウンの早さ(レスポンス)はデュアルコントロールレバーの比ではないですね~。気持ち良いです。










下ハンを握る瞬間≒アタックをかける時なので、ブレーキブラケットから下ハンに握り換える瞬間とギアをトップに入れてアタックを掛ける事を同時に行なう技、名づけて「コマンドアタック」が使えます。デュアルコントロールレバーの場合、握ってから指を伸ばし、レバーを操作しなければならないので、その分反応が遅れます。気合を入れるタイミングとシンクロ出来るので気持ち良いです。


【ブレーキ操作とコマンド】

減速に関して、ブレーキングと同時にレバー操作を行なわなければならないので、左側に制動力の高いフロントブレーキを持って来た方が良いです。

ブレーキレバーとシフトレバーを兼用しているデュアルコントロールレバーなら尚更左手でフロントブレーキを操作した方が良いです。

日本車は何を根拠にしているのか(おそらくオートバイを参考にしている)右手でフロントブレーキを操作しますが、全く理にかなっていません。

左側通行で後続車両の確認をするなら右手はハンドサインにも使うし、しっかりと目視するなら右手をハンドルから離し、体ごと一瞬後を向く必要があります。

後方確認直後、前方車両がブレーキをかける事もあるので、常にフロントブレーキレバーを握れるようにするには、左にフロントブレーキレバーがあるべきです。

コマンドユーザーには是非左フロントブレーキをおすすめします。


アリガトウゴザイマス!!
各ポジションでのシフティングのみならず、制動までを含めた操作全般でベストなハンドル周りのセットアップのアドバイスを頂戴しました。なんとなく欧州仕様でそうなっているらしいという程度の左前ブレーキですが、制動とシフティング操作が合理的に両立できるというメリットがあるんですね。

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