2010-10-22

サンツアーコマンドシフター、GPXレバーのリング組み換え






7/8速タイプは樹脂パーツの形状のせいか例の怪現象が発生。サムシフターだと7/8速でもこの問題が発生しないので、コマンド最終型7/8速(もしくは最終型全般)特有の問題です。干渉する部分を削れば解決しますが、とりあえず7s用の樹脂キャップとセレクタパーツを組み合わせて10s化を完了させました。




レバーはトップの位置(この状態でレバーを右に回して止まる位置)でメンテナンスをするようにしています。
ワイヤーのアウター受けが手前に来るように配置すると、トップの位置でレバーが時計に例えると11時15分を指すようなポジションになります。角ばったレバー形状の初期モデルのコマンドシフターだと9時20分です。




インデックス溝と勘合する鋼球は12時と6時の位置に。球受けプレートは6/7速時代に4つ鋼球が使用されていた時の名残りで左右にも穴があり、○の刻印が9時位置に来るように配置します。


 10sのインデックスリングを装着。十字のスプラインは幅が変えてありますので、表裏さえ判別できれば間違いなく取り付けられます。


 大きいほうのプラキャップを球押さえと勘合させて押さえ込みます。
セレーションの形状に合うように注意しながら最後にインデックス/フリクションセレクタの樹脂部品を被せてスナップリングで留めれば完成です。

ついでに手持ちのサンツアーのGPXダブルレバーも10s化してしまいました…。もともと鋼球が4つある6/7速用のシフターなので2つに間引いています。Accushift対応ならシュパーブプロのダブルレバーでも同様の改造ができるはずです。

今日は半徹明けなので早めに寝ます。


(2010.10.23)
80年代末以降のGPX、SL、RADIUS、EDGEなどのダブルレバーやサンツアーのバーコンでもアキューシフトに対応していれば同様のSIS10速化ができます。実際にダウンチューブに装着していませんので可動角度に制約があるかもしれません。


(2010.11.15)
Accushiftに対応していても、フリクションとインデックスがセレクタレバー式になっているものは構造が異なります。樹脂製のエントリグレード向け製品のレバーや、ウィッシュボーンシフターが該当します。

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